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zoom RSS IC-7100とSDRの同期(1)〜前準備〜

<<   作成日時 : 2017/03/26 14:17   >>

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 先日、衛星通信の受信用として2台目のIC-7100を購入しましたが、その後既存のSDRとの同期がうまくいきましたので、ご報告します。

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 SDRのソフトウェアとしては、現在実践にて使っている"SDRuno"と"SDR-console"の両方を試し、どちらもうまく動くことが確認できました。
今回の同期設定により、IC-7100のダイヤルでもSDRの画面でも周波数が相互に変えられるようになり、さらに便利になりました。

 また、これまでSDRオンリーで頑張ってきた私としてはやや悔しいのですが、IC-7100の方が感度が良さそうなので(特に435MHz帯)、どのように使いこなしていくか、今後が楽しみになりました。

 今回の報告は3回に分けて、(1)前準備、(2)SDRuno編、(3)SDR-console編、としてまとめたいと思います。

■OmniRigについて
 Omnirigは、無線機とアプリケーションソフトの同期インターフェイスとしてよく使われているので、ご存知の方も多いかもしれませんが、今回の設定もOmniRigが主役です。

 OmniRigを使うのは私は初めてなので、頭を整理するために今回行う作業の構成図をまとめてみました。
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 まず、話の前提として、OmniRigは既にインストール済みであるものとします。
http://www.dxatlas.com/OmniRig/

 OmniRigをインストールしてみるとわかりますが、RIGが2台設定できるようになっています。ですので最初は、RIG1にIC-7100、RIG2にSDRを設定してその2台の間を橋渡しするのかと勘違いしましたが、上の構成図で分かるようにそういう仕組みではありません。
 RIG1がIC-7100なのはその通りですが、SDRの側はOmniRig対応のソフトウェア的なインターフェイスであり、仮想COMポートなどのリソースを消費することはありません。
 今回使用した2種類のSDRソフトは、もちろんOmniRigに対応しています。

 また、SatPC32からの制御は、従前通りにSDRが内蔵しているCATインターフェイスをそのまま使用します。
ですので、SatPC32の設定に関しては一切いじる必要がありません。
 SatPC32の無線機設定では、RXに直接IC-7100を指定することもできるようになっていますが、その場合には図のCOM16ポートがふさがってしまうので、SDRとの同期が出来なくなってしまいます。
 なおSatPC32には、Configを複数持てるようなしくみがありますので、SDRが必要ない時にはConfigを切り替えて使用してもいいかと思います。

■IC-7100(RX)のCOMポート番号の確認
 先の図には、IC-7100(RX)のCOMポート番号が「COM16」と書かれていますが、これは各PCの状態により異なりますので、個別に番号を確認しなければなりません。

 IC-7100用のUSBドライバは既にインストール済みという前提で話をしますので、まだの方はICOMのサポートサイトからダウンロードするなどして設定を先に済ませて下さい。

 IC-7100(RX)をUSB接続すると、Windowsのデバイスマネージャーに"Silicon Labs CP210x USB to UART Bridge (COMxx)"というのが2行追加されます。
2つあるうちの若番が、今回設定すべきCAT用のCOMポートになります。
 どの行がIC-7100(RX)なのか分かりづらいときは、デバイスマネージャーを開いた状態でUSBケーブルを抜き差しすると、リアルタイムでポートが増えたり減ったりしますので確認が容易です。

※ これはWindowsの使い方の話になるのでちょっと脱線ですが、デバイスマネージャーの画面を開くのは、Windows10になってからは画面左下のスタートボタンの「右クリック」メニューでよくなりましたので、覚えておくと便利です。
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■OmniRigの設定
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 OmniRigを開き、RIG1にIC-7100(RX)を設定します。
 Rig typeは"IC-7100"と"IC-7100e4"という似たものが2つあるので迷うかもしれませんが、最新のIC-7100(V1.10以降)では後者を使用します。

 Portには、先ほど調べたCOMポート番号を設定します。

 Poll int.は、OmniRigのポーリング間隔すなわち何ミリ秒おきに同期を行うかの設定ですが、SDRunoのマニュアルでは"100mS"が推奨されています。
 私はPCへの負荷をむやみに増やしたくなかったので、初期値の500mSのまま使っていますが、ダイヤルを速く回した時などに多少ギクシャクした感じがするだけで、それほどの問題はありません。

■その他気づいたこと

◎IC-7100のトランシーブ設定がOFFになる
 OmniRigを使うと、IC-7100のトランシーブ設定という項目が強制的にOFFになるようです。
リグの初期値はONなので、思わぬ場面で困らぬように、覚えておくといいかと思います。

◎IC-7100を複数台接続した場合のCI-Vアドレスについて
 ICOMのリグには、CATインターフェイス用として、機種ごとにCI-Vアドレスというものが割り振られていますが、IC-7100のCI-Vアドレスは「88h」と定められています。

 このCI-Vアドレスは、リグの設定画面から自由に変えられるようになっていますが、 当局のように2台のIC-7100を1台のPCに接続した場合には、アドレスが重複しないように片方を変更する必要があるのでしょうか。
 私は最初、ネットのIPアドレス等と混同し、連番の「89h」にCI-Vアドレスを振り直しましたが、これはやってはいけませんでした。

 OmniRigからIC-7100に送られるコマンドには、CI-Vアドレス(88h)が付加されているため、88h以外にしてしまうと動かないのです。(コマンドにCI-Vアドレスが付加されるのはICOMのCAT仕様なので、OmniRigに限った話ではありません。)
 よって、IC-7100を複数台接続するとしても、CI-Vアドレスは変更する必要ありません、というか、してはいけません。
 ネットワーク等のバス方式と違って、COM16、COM4など個別のポートを介しての1対1での接続なので、CI-Vアドレスは物理的な意味を持たないのです。

 このCI-Vアドレス変更機能は、IC-7100に対応していないソフトを使う際に、便宜的に他機種を模するための用途かと思われます。(例えばIC-7000ならば70hというように。)



記事「IC-7100とSDRの同期」のまとめ
IC-7100とSDRの同期(1)〜前準備〜
IC-7100とSDRの同期(2)〜SDRuno編
IC-7100とSDRの同期(3)〜SDR-console編


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