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zoom RSS 移動運用に挑戦(6) 〜三脚の改良〜

<<   作成日時 : 2017/06/27 03:47   >>

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 移動でのサテライト運用をスマートに行えるように、前回はリグコンの導入を行いましたが、今回はアンテナ系のテコ入れのために、三脚の改良を試みました。

■3ウェイ雲台では、2軸の制御が必要
 私が使用している三脚の雲台は「3ウェイ」という水平・垂直・カメラの縦横を変えられる3軸のものです。
これにアンテナを普通につけると、方位(AZ)、仰角(EL)、偏波(V/H)の3つを変えることができ、理屈の上では衛星を追うのに必要十分な機能を有しています。

 ですが、実際の運用では、サテライト用の2軸ローテータと同様に、AZ/ELの2軸を手動で操作しながら衛星を追いかける必要があり、一度ループを見失ったりすると、AZとELの両方を動かしながらの手探り状態になってしまうことがありました。
 リグコンを導入してからは、ドップラーシフトのずれでループを見失うということが無くなりましたので、その点ではかなり楽にはなっているはずなのですが、それでも移動初心者の私には相当な難易度です。

■1軸での制御に簡素化
<MEL方向にビームを合わせた状態>
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 写真のように三脚の先にパイプを取り付け、そのパイプを軸にアンテナを回転させれば、衛星の追尾は1軸の操作だけでほぼ間に合います。

 厳密には、AOS/LOS付近でずれが生じますが、次の図で示すように、ビームの幅に比べると十分に近似できる程度の軌跡ではないかと思います。

<MEL270 / AZ29 の衛星を追尾する例>
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 赤い線が1軸でアンテナを回した場合のビーム軌跡となります。この方式の機構的に、ビームの軌跡はMELを中心に必ず±90度の点を通ることになります。

<AOS時:ビームは左方向>
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<LOS時:ビームは右方向>
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■パイプの回転機構
<滑り止めのゴムキャップ>
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 パイプの回転機構は、廃材の塩ビ管を利用して太細の2重構造にしました。そのままだとガバガバで摩擦がなく向きが固定できないので、パイプにテーパーのついたゴムキャップをかぶせて摩擦を大きくしています。
(写真のビニルテープは試行錯誤の過程で巻いたものなので、不必要です。)

<固定時>
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普段は、こういう状態で使用します。

<パイプは蝶番の反対側に>
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 パイプはカメラの縦横を変えるための蝶番の反対側に重心が来るように取り付けています。逆側だと、蝶番に無理な力がかかって浮いてしまい壊れそうだったからです。

 なお、塩ビ管にエルボーを着けているのは、そういう廃材がたまたまあったからで、機構的にはいろんな作り方が考えられると思います。

<だめな取り付け方>
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 蝶番が浮いてしまい、壊れそうです。

■偏波は変えられない
 この1軸制御方式だと、残念ながらアンテナの偏波を変えることはできません。
以前にASQさんにご指導をいただいた際には、偏波の調整もわりと必要性があるようでしたので、気になる点ではありますが、オペレーションの簡素化のために何かが犠牲になるのは仕方のないところです。
おそらく、私のいまの運用テクニックでは、シンプルイズベストではないかと考えています。

 この1軸方式で、この前の日曜日の夕方、早速XW衛星にてテストをしてみました。
 MEL30度程度の南からやってくる東パスでしたが、パスの前半はビーコンすらもあまりよく入らないような状態で不調でした。しかし、後半のMEL以降はほぼループを維持できるくらいに安定してビームの制御が可能でした。
 LOSギリギリまでループを維持することができ、多くの局からコールをいただき、まずまずの成果だったと思います。

 現在の回転機構では、高いところに手を伸ばす必要があるので、もう少し構造に改良を加えてみたいと考えています。

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